宮岡が築く、多様なキャリアパスと成長支援制度の全貌
創業53期を迎える物流企業の株式会社宮岡は、「2030年に売上60億円、従業員1000人」という明確なビジョンを掲げ、第二創業期ともいえる変革の時を迎えています。同社が成長の原動力として特に期待を寄せるのが、挑戦意欲あふれる若手人材です。今回は、20年以上の業界経験を持ち、会社の変革を牽引する管理本部の田島様と、新卒一期生として入社し、現在は採用の主担当として活躍する小泉様のお二人に、会社の未来像やキャリアパス、そして体育会出身者が輝ける理由について、詳しくお話を伺いました。
第1章:会社と部署の紹介
Q. 会社と部署について教えてください。
株式会社宮岡は、創業53期を迎える、物流を主軸とした企業です。
主な事業として、倉庫内での流通加工作業を行う「パッケージサービス事業」と、トラックによる輸送や設置作業を行う「配送・工事事業」の2つを大きな柱としています。
主な事業部は、パッケージサービス事業本部、配送事業本部、管理本部の3つです。
パッケージサービス事業本部では、飲料の販促グッズ作りや、カプセルトイ(ガチャガチャ)の中身のセット、キャラクターのアクリルグッズのセット作業など、多岐にわたる流通加工を担っています。パートや技能実習生を含め約250名が所属しています。
配送事業本部は、トラックによる輸送サービスを提供しており、業務用冷蔵庫や空調設備の搬入・設置、一般貨物の輸送、現場での工事なども行っています。
管理本部は、人事・総務・経理・経営企画・DX推進(イノベーションラボ)といった会社の基盤を支える部署が集約されています。
2030年までの会社の成長を見据え、近年、3本部体制へと再編されました。

Q. 担当部署の役割やチーム文化についても教えてください。
管理本部の役割は、全社の経理・人事労務・総務といったバックオフィス業務全般を担っています。
新卒採用や中途採用、社員の育成・評価制度の構築といった、会社の「人」に関わる重要な役割を担っています。
2030年の目標達成に向け、会社の基盤を整える業務(DX推進、経営企画など)も担当しています。
チーム文化は、風通しの良いコミュニケーションが取れるところです。
役職や年齢に関係なく、日頃から業務の相談や困りごとについて話しやすい雰囲気です。
社員同士が挨拶を交わすなど、説明会で感じた「人柄の良さ」が入社後も変わらないという声があります。
また、新卒一期生として入社した社員が、現在では採用の主担当を任されるなど、若手にも責任ある仕事に挑戦する機会が与えられています。社長との距離も近く、直接指示を受けることもあり、挑戦を後押しする環境も整っていると感じます。
Q. 関連会社ではどのような事業を展開されていますか?
株式会社宮岡は、関連会社の管理業務も担っています。
株式会社ボスケでは、緑化事業を展開し、株式会社ワークサービスでは人材派遣事業を展開しています。
管理本部では、これらの関連会社の給与計算や売上管理、人事労務といったバックオフィス業務も一括して行っています。
Q. 中・長期的な計画についてもお聞きしたいです。
2030年を見据えた具体的な成長目標と、それを実現するための計画を立てています。
2030年までの目標として、売上は60億円(現在の約2倍)、従業員数は1,000人を目指しています。
計画の一部をお話しすると、まずは人事制度の改革です。
近年、社員の成長と定着を目的として、これまで明確でなかった評価制度・雇用制度・賃金制度を新たに構築し、導入を進めています。
もうひとつは、多様なキャリアパスの提供です。
専門性を追求する「スペシャリスト」としての道と、業務を推進し、部下を育成する「マネジメント」としての道の両方を用意し、社員が自身のキャリアを選択できる環境を整えています。意欲があれば、30代で課長職に就くことも可能です。
このほかにも資格取得のサポートも行っています。
社員のスキルアップを支援するため、資格取得支援制度を設けています。特に配送部門では、国家資格である「運行管理者」の資格取得を会社として全面的にバックアップしており、新卒入社1年目から挑戦が可能です。この資格は業界で非常に価値が高く、個人のキャリアにとって大きな武器となります。
第2章:田島さんと小泉さんのキャリアと価値観
Q. 田島さんのこれまでの経歴と宮岡への入社理由を教えてください。
前職は新卒から20年ほど勤めた物流会社で、センター長などを経験しました。
24時間365日対応が求められるハードな環境で、現場の最前線に立っていました。
宮岡への入社理由はスカウトがきっかけです。
入社の決め手は、宮岡が2030年までに社員1000人規模へ拡大するという明確なビジョンを掲げており、その成長フェーズにおいて、前任の取締役の後任として管理部門全体を統括できる人材を求めていたことです。自身のこれまでの経験を活かせると感じ、2023年4月に転職しました。

Q. 小泉さんの宮岡への入社理由もお聞きしたいです。
大学までサッカー一筋で、就職活動当初は特定のやりたい仕事はありませんでした。
複数の企業の説明会に参加する中で、宮岡への入社を決めた理由は3点です。
一つ目は、具体的なビジョンへの共感です。
社長から「2030年に売上60億円、従業員1000人」という具体的な目標を聞き、他社にはない明確なビジョンに強く惹かれました。
二つ目は、清潔感のある職場環境です。
工場見学の際、想像していたイメージとは異なり、非常に清潔で整頓された職場環境に好感を持ちました。
最後の三つ目は、社員の人柄の良さです。
説明会ですれ違う社員の方々が自然に挨拶をしてくれるなど、温かい社風を感じました。

Q. 田島さんが育成方法や部下への接し方で気を付けていることはありますか?
部下がプレイヤーとしての業務で多忙になることもあるため、日頃から「困りごとの話を聞いてあげる」ことを意識し、サポート役に徹しています。
定期的に進捗を確認するなど、コミュニケーションを通じてチーム全体の業務が円滑に進むよう配慮しています。
第3章:体育会出身人材との親和性
Q. 体育会系人材の活躍事例はありますか?
はい、新卒一期生として入社した小泉さん自身が、まさにその活躍事例です。
当初は配送部で請求業務などを担当し、コロナ禍ではマスクの全国配送プロジェクトチームに抜擢され、車両手配や在庫管理という重要な役割を担いました。
入社4年目で管理部へ異動し、現在は主任として新卒採用の主担当を任されています。
サッカーで培った「忍耐力」や、年齢の離れた監督・コーチと接してきた経験から得た「コミュニケーション能力」が、現在の仕事に大いに活きていると思います。
Q. 体育会系人材に期待していることは何でしょうか?
何事にも挑戦する姿勢です。
仕事の好き嫌いや食わず嫌いをせず、どんな業務にも真摯に取り組む姿勢を期待しています。宮岡には様々な挑戦の機会があり、その経験が自身の成長に必ず繋がります。
あとは、長期的な視点での成長意欲と元気と若さを活かすことです。
若いうちにしかできない経験も多くあります。持ち前の元気を活かし、まずは目の前の仕事に全力で取り組んでほしいと考えています。

第4章:若手人材へのメッセージ
Q. 仕事への向き合い方についてお聞きしたいです。
宮岡では、社員一人ひとりが以下のような姿勢で仕事に向き合うことを大切にしています。
先ほどお伝えした部分と重なりますが、どんな業務にも「まずはやってみる」という姿勢を重視しています。特に若手のうちは、様々な業務を経験することが成長の糧になると考えています。
また、「将来どうなりたいか」という自身のキャリアビジョンを持つことを推奨しています。会社としてもその成長を後押しする環境を整えており、自律的に学び、成長していく意欲を求めています。
どんな仕事にも真摯に向き合うことが基本です。入社後にギャップを感じることもあるかもしれませんが、まずは3ヶ月、そして3年と粘り強く取り組むことで、必ず道は開けると信じています。
最後に学生のみなさんへメッセージ
Q. 最後に田島さんからの学生へのメッセージをいただけますでしょうか?
私の就職活動時代は「就職氷河期」で、選べる企業が限られていました。今は皆さんが自由に企業を選べる時代だからこそ、逆に迷うことも多いと思います。
情報を集め、熟考して会社を決めても、入社後には必ず「思っていたのと違った」というギャップを感じるものです。しかし、そこで諦めるのではなく、まずは3ヶ月、そして3年と流れに身を任せて頑張ってみてください。時が経てば解決することや、見えてくるものがたくさんあります。
宮岡には、皆さんを温かく迎え入れてくれる先輩たちがいます。まずは説明会に参加して、会社の雰囲気を肌で感じてみてください。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

Q. 小泉さんからもお願いします。
私自身、大学までサッカー一筋で、就職活動を始めた当初は「これがやりたい」という明確な目標はありませんでした。だからこそ、皆さんにはまず、自分の目でたくさんの会社を見てほしいと思います。実際に職場を訪れ、働く人の雰囲気を感じることで、自分に本当に合う会社が見つかるはずです。
そして、社会人になったら、どんな仕事にも真摯に向き合うことが大切です。その姿勢があれば、必ず道は開けます。
最後に、学生時代にしかできないことを全力で楽しんでください。特に、自由に使える時間は貴重です。たくさん遊んで、最高の思い出を作ってから社会に飛び込んできてください。応援しています。
